2011/02/25

『森は海の恋人』

今日は昨日のBlogでアップした通り、畠山重篤氏の講演会に行ってきました。
三河湾の赤潮の話から始まり、渡辺崋山、宮沢賢治と話は続き、
ここで初めて『鉄の科学』という言葉が出てきます。
ココから話はヒートアップしていきました。
聞いてるこちらも、ホウホウとうなずきながら、メモを取っていました。
『海を蘇させる為には何をすればいいのか?』
森、川、海、人、それぞれがそれぞれの立場でできることをやっているけど、
行き着く先は海で、
森、川、海、人をひとつとして考えるということが必要なようです。
このような学問を『境界学問』と呼ぶそうです。

で、以前は森にある鉄分が川を通って、海へ流れ込んでいたそうです。
海のすぐ側に山(森)があり、その森が充実していれば、
その目の前の海には豊富な栄養があり、自然と生物が増えるそうです。
今は海は酸欠状態だそうです。
酸欠を解消するには『フルボ酸鉄』というのが必要で、
その『フルボ酸鉄』は森や湿地帯の多く作られるそうです。
詳しくはこちらへ 判りやすく説明されてます。
(四日市大学 松永勝彦教授 鉄の研究が生物多様性問題を解決)

森が健康な状態に戻り、川がキレイになれば、海の環境は良くなるそうです。
確かに、農作物を育てる上で農薬を必要以上に散布すれば、
それは、土へ染み込み、雨を介し、川へ流れ、海へとたどり着くのです。
何一つ、切り離して考えることはできないんですよね。
キッチンの排水溝から流れる油1摘も。。。

『鉄の科学』
今まで、海と鉄、森と鉄、まったく関連性を考えたこともありませんでした。
旅行先の赤土を見て、『鉄分多いンだ~。』ぐらいで。。。

単なる同じ行為でも、メカニズムを知った上で行う方が納得がいくというものです。
人の行動には『理由』が必要だから。。。

『知ることから、できることから始めよう』

明日は体験レッスンがあるので、その準備中です。
バレンタインのお返し用にとシュシュのオーダーも入ったので、
春らしい雰囲気で作ろうと思います。
もうすぐ春ですね♪

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